ジル本、読売連載、扉本と立て続けにアピールし、成功したかに見えた「竹宮惠子物語」は
大泉本が出たために過去に遡って検証され、大いにゆらぐ結果になってお気の毒とも思う
(不謹慎を承知であえていえば)萩尾さんの他界後に出せば、虚構を知られることなく、
むしろ青春を共有した同志として思い出をさらに美化できたかもしれない
だが、永久凍土は解凍された。解凍のきっかけは自ら作った。
残るは沈黙のみと思います