>>176
たぶんだけど、名人やクイーンて、一人前というか、大人になったことの暗喩だと思うんだよね
千早のクイーン、世界一になりたいは、女性としてのある程度の個が確立したということで
新の「好きや」に対しての「世界一になりたい」という返答は、ここらを差しているんだと思う
新の「近くに行くから」も、お互いまだ一人前になってない、ということだろうから

子育てにおいて、子どもが共依存ではなく、本当の恋愛ができるようになったとき
親は一つ安心できると言われてるけど、それは恋愛は個が確立してからでないと成り立たないから

「足りないもの」が回収されるならば「愛情」は千早じゃないかなあ、というので思ったのは
新は原田戦ではまだ青かったんだ、ということ
男として一人前になってないから、かるたで原田先生に勝てなかったのかもしれない

千早、太一というライバルがいることで、「相手の気持ちを気にしすぎて苦しむ」ような今まで生きてこなかった体験
仲間と一緒に戦うという体験を得ることが新はできた。
爺ちゃんから教わったことを超え、新のかるたを手に入れようと、今しつつあるのかもしれないね
太一は新にコンプレックス持ってるけど、太一も新に必要なものを持ってたんだと思う

個人的には、詩暢が新に一度も勝てていないこと、新の試合をこまめに見に行くこと、唯一の友達と思っていたことなどが、ちょっと不安だな
あらちはの障がいになるかもしれないから