アロイスは花ゆめが創刊された頃、
夏のオカルト企画の一環で
何人かの作家が登場して
前後編か読み切りかで、
恐怖漫画を描くというものだった。
当時の少女漫画の恐怖物といえば、
幽霊やそれこそ吸血鬼などの
モンスターものが定番で、
その中でアロイスは本当に異色だった。
まだ多重人格なんか知られていない時代で、
こういう恐怖もあるんだと
田舎小学生は震撼したよ。