>>414-415
確かに、若君自身が唯を戦国に戻したいと思うかというと、疑問だね。
ということで、>>409の改変バージョン

若君は唯と別れた後、黒羽城で囚われの身に。死を覚悟した若君は、おふくろ様宛てに、
唯は450年後からやってきた未来人だったこと、ある秘術で満月の夜戦国の世にやってきて、
同じ秘術で満月の夜450年後に戻り、戦の無い時代で幸せに暮らしていることを書き記し、人づてに渡す。
若君が処刑される日は永禄4年の2月の奇しくも満月の夜だった。しかし、その夜なぜか黒羽城は炎上。
宗熊(か羽木の誰か)が火事に紛れて抜け道から若君を脱出させようと考えたのだ。ところが脱出中に、
若君の行方がわからなくなってしまう。「生きている」と言う者もおり、「死んでしまった」と言う者もおり。

40年後、奇念が戻り、おふくろ様の死後に若君からの手紙を託された兄上・成之・阿湖夫妻は、この手紙を奇念に見せ、
「もしあの時、若君を現代(未来)に送り出してやれていたら、戦の無い世で唯とともに生きることができたのに・・・」と
話す。奇念はふと一計を案じ、書付に最後に若君の生存が確認された日付を記し(「ここに戻れば火事に乗じて若君と脱出
できますよ」のサイン)、必ず将来見つけてもらえるように、石塔(「墓」)を立てる。

*続く