昨日、初めてオペラを鑑賞したの。演目は『魔笛』だったわ。
ヒロイン、パミーナの澄んだソプラノも素晴らしかったけれど、やっぱりあのオペラの白眉は、
かの有名な『夜の女王のアリア』よね。

キラキラした王冠を戴いて、青いドレスで歌う夜の女王なんだけれど、正直、物足りなかったわ。
こんなものかと思った。そして、確信したの。このアリアをもっと高らかに、そして、感動的に圧巻に
歌いこなせる、DIVAがいるとね。皆さんもわかるでしょう?そのDIVAの名を。そう、
そのDIVAとはウィラ・フォード。

想像してごらんなさい!!!ウィラ様が、煌びやかなダイヤのドレスに、黄金とルビーで彩られたティアラを、
誇らしげに身に着けながら、オペラ座の幕開け落ちるシャンデリアの光を、一身に浴びて、その、天高く突き抜ける
小鳥のさえずりソプラノで、あああああっはっはっはっはっはっはっはっはあ〜〜っ!!!
あああああっはっはっはっはっはっはっはっはあ〜〜っ!!!ああああはっはっはっのはははっのはのはのはのはのは、
ほほほはほはほはあ〜っ!!!と、絶唱するお姿を!!!

ああ、ああ、それはどう考えてもあの、マリア・カラスを超える伝説の、音楽史に残る一大スペクタクルセンセーショナル事件として、
未来永劫、語り継がれるでしょう!!!