NHKでやっていたシリア難民の女子高生の番組、ラーマのつぶやきが興味深い番組だったな

難民で来日してわずか3年で、ほぼネイティブ並みの日本語で話すラーマ
しかも思慮深く、非常に感性が溢れていて言葉選びや論述のセンスの秀逸さからも、かなり知能の高い部類の人だと思われる
まだ15歳とはいえ園児のような舌ったらずな独特な口調の日本語で生々しい戦争体験を話す姿はある意味新鮮で、日本の高齢者が語る戦争体験よりも、ダイレクトに伝わる部分も多い
天真爛漫なようで闇の部分も淡々と話す様は人間性の深さ、貫禄さえ感じてしまう

日本語がほぼダメでニートで引きこもりで卑屈になっていたオヤジは、
母国では巨大な五ツ星レストランの総料理長だったというスキルと英語を話すことができるので仕事はどこかしらあるだろう
外に出る第一歩となった近所のおばさんを集めた料理教室も好評だったようだし

ユニクロで働く母親は日本の生活が合わなくて辛そうだったが、馴染もうとする姿勢は感じられ、時間の問題で徐々に馴染むであろうと思われる

兄はシリアのプロサッカー選手だったようだが、日本でプロに成れればそれに越したことはないので、挑戦は価値のあることだと思われる

オヤジはこんな生活に未来はない、などと卑屈な時期に言っていたが、
この家族の未来は明るいと思いたい