囲碁棋譜保存スレ・第16局
(;SZ[19]EV[第12回農心杯三国勝抜き戦第六局]DT[2010-11-30]PC[釜山]KM[6.5]US[棋聖道場]
SO[weiqi.tom.com]PB[羽根直樹]BR[九段]PW[謝赫]WR[七段]C[http://weiqi.tom.com
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13:00開始，韓国規則，毎方1時間，1次1分秒読み。
陳東奎五段解説
藍烈編訳]RE[W+R];B[pd]
C[第1手：皆さんよろしく，私は陳東奎五段。
予想と同様，日本隊羽根直樹九段を派出した。
去年の農心杯で，羽根は謝赫の六連勝を阻止した。
（訳注：陳東奎五段は韓国棋士
http://igo.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/namek/data/k0198.htm ）]
;W[dd]C[謝赫かつて06年春蘭杯で3/4子辛勝羽根直樹。]
;B[pq]C[今期の農心杯三連勝の謝赫七段白番迎戦羽根直樹九段。
今年初の第11回農心杯勝抜き戦上，正に是羽根直樹謝赫の五連勝を終結させた，明日韓国棋士将挑戦]
;W[dp];B[qo];W[fq];B[cj];W[qf];B[nc];W[rd];B[qc];W[qi]
C[第12手：謝赫普通に応じる，
この碁微細なヨセ勝負になる可能性有り。
謝赫の実力を以てすれば，彼は日本棋士は偏弱の印象に直面する。];B[fc]
C[第13手：もし相手是力戦型棋士ならば，
謝赫は縮こまるり力を蓄積する手を打つ，
突然致命的一撃を与える。
しかしバランスが取れ実利を好む日本棋士に直面して，謝赫いかにも対処の方法多くないように見える。];W[cf];B[cm]
C[第15手：現在この二人の棋士表演模範布石。謝赫昨日の碁の内容非常に好い，
見たところ彼はアジア大会の後そのまま良い状態を保持しているようだ。]
;W[db]C[第16手：謝赫は相互に挨拶する少数中国棋士の一人で，一緒に取り食事をし，茶を飲んだことがある。
私の印象では，謝赫は書生気質の外柔内剛の棋士。
現在の進行，ない何も解説できる処なし，是相互に何もほころびのない模範布石。];B[id];W[oq]
C[第18手：終に一手変調の手段が出現した，この手好手の碁感。この一手内廼偉九段愛用。];B[op];W[nq];B[pr];W[np];B[oo];W[jp];B[bp]
C[第25手：白はとても三々に応じるつもりなし，白は終に開始した。
現在双方非常に均衡し相互対峙。
黒上辺，白下辺，黒左辺二間開きと白右辺二間開き，黒右下隅と白左上隅...この様な進行私ほとんど初めて見る。];W[dm]
C[第26手：是常用手段。]
;B[cl]C[第27手：黒はやや屈服の感有り。
この種の碁を打つのは非常に疲れる，一手打つ毎に全て形勢判断を要するため。
比較して戦闘の囲碁は更に打ち好い。]
;W[kc]C[第28手：白の打込み。この一手肩つきに比し更に強く有力。];B[jc];W[kd];B[jf];W[lf]
C[第32手：この一帯非常に複雑，この対戦の第一回の勝負処。];B[ph]LB[ie:a]
C[第33手：白の凝視する所は，いつaツケコシ断りが成立するかだけだ。];W[qh];B[pf]
C[第35手：白はとても受けるつもりはないだろう。];W[qe]
C[第36手：白はやはり受けた，やはり是非常に大と考える。]
;B[pe];W[mc]C[第38手：白はこの一帯不確定要素有りと感じる。]
;B[md];W[ld];B[me];W[lb];B[nb];W[jb];B[ib];W[ia]
C[第46手：白は一心に活きるをはかる，逃げ出しても何も実利を稼いでいないと感じるのだろう。];B[ha];W[ja]
;B[hc];W[mb]LB[hb:a][gb:b]C[第50手：黒49はなぜ上に接げないか？
大体日本棋士はきれいな石の形にすることを好む。
（訳注：上に接ぐとはaだろう。実戦は、白第156手でbのぞきを打たれ、受けを誤って負けた。）]
;B[hq]C[第51手：黒の打込み更に深い一線。現在白は約26目有り，黒は約36目有り。
白がもし黒の打込みの一子が取れないならば，下辺で一帯地を囲うのは非常に難しくなる。
この様，この対戦現在黒がややおもしろい。
後から見ると，白の上辺で一目散に活きを選択したのは議論の価値がある。];W[jr];B[ho];W[hr];B[iq];W[ir]
C[第56手：あ！...白は錯誤承認，臥薪嘗胆式の忍耐が出現した。 次の一手，黒は手抜きし右辺開きでしょう？];B[gq];W[gr];B[fp]
C[第59手：明日韓国隊会派睦鎮碩出戦。金栄三八卦*)により，睦鎮碩12月28日結婚。
まだ新婦が誰か，尚明らかではない。
（訳注：*)ここは意味が取れないが、金栄三八卦という占いがあり、結婚式の日取りが良いというのだろう。）]
;W[eq];B[jq];W[kq];B[kp]C[第63手：黒は長考後断り。白は只伸びるしかない。];W[jo];B[lq];W[kr];B[lo]
C[第67手：黒は全体厚いため，白の打ち方やや明瞭無理。
現在白は苦戦の味有り。];W[cn]
C[第68手：白は大戦一番の下準備を開始する，左辺で一つの壁を作る。];B[co];W[ln]
C[第70手：白は当りを打っても黒に手抜きされることを恐れる，だから先フタをする。]
;B[mo]C[第71手：黒のこの一手是表明，
白は取ることは出来ないと。]
;W[bn]C[第72手：是強手。白は下辺でフタの一手ですでに利益，
だから早く左辺を定型にしようと考える。];B[do];W[dn];B[eo];W[dk]
C[第76手：この一帯の戦闘，黒は全体の厚み效力を発揮。]
;B[dl];W[el];B[ek]C[第79手：白の比較的苦戦。 ];W[ck];B[em]
;W[bl]C[第82手：白は元来先に当りを打つ手段が有るが，この様に打つ方が白はやや良しの振り替り。
（訳注：「白は元来先に当りを打つ手段が有る」の具体的手段がよく分からない。）
第82手：振り替り結果，黒は中腹に広々とした平原形成。
白の所得是25目前後，而黒は25目超え，明らかに黒好し。
以下，白は必須中腹で一帯力戦。
第82手：次の一手黒は只抜きの一手。左辺で辺星に当て反す手法は行けない。
要するに，以下この局面の肝要なことは白は中腹で単独で治まるかどうか。];B[fl];W[dj];B[ll]
C[第85手：黒は思索の暇なくこの一手を打ち出す，見たところ早くから既に好くこの手を考えていたのようだ。
只是，見たところいくらか狭い。];W[lm]
C[第86手：是勝負手，白は最大限度持ちこたえる必要がある。
第86手：黒85は，現在より見るといくらか気短に打ったようだ。白86是好手。];B[ml]
C[第87手：黒はこの様に打つ，白は単独で治まるのは非常に難しいでしょう。];W[kl];B[kk];W[jl];B[jk];W[ko]
;B[lp]C[第93手：白の単独で治まる手法非常に目覚しい。];W[no]
C[第94手：羽根，攻撃は真の彼の得意の項目ではない。];B[mn];W[mm];B[nn];W[nm];B[om]
C[第99手：黒の戦い大失敗。];W[nl];B[mj]
C[第101手：黒は現在忙しくなってきた，実利は白が多く見える。
元来25目以上の中腹，下辺白四子の味残り以外は，何も所得なし。
現在勝負ふたたび緊迫してきた。];W[nj]
C[第102手：羽根後手をひくことをおそれる，現在伸びの一手はためらわれる。];B[nk]
;W[ok];B[mk];W[ol];B[pj]
C[第107手：黒は突然力を出す。
しかし白は中腹ですでにはっきり一眼あり...取られることはあまり考えられない。];W[pm];B[on]
C[第109手：黒がもし戦い失敗ならば，これは又巨損。];W[qk];B[qj]
C[第111手：現在白は右辺15目，左辺補う一手で30目，下辺6目，この様55目有り。
黒は左下取って治まる四子26目，黒がもし中腹で35目を囲うことができるならばやはり打てる。];W[rj];B[oj]
C[第113手：現在やはり細碁，そのうえやはり黒のやや優勢の局面。];W[pi]
C[第114手：現在白は反撃するつもりか？]
;B[oi]C[第115手：次の一手，白はどのように打つべきか？
もしカケツギ補う一手がやはり必要ならば，それなら前の一手突き出しない何も意義なし。];W[rl]LB[pg:a][qg:b]
C[第116手：黒は継ぎたい。
（訳注：黒が先にa接ぎを打てば、次にbの突き出しから右辺が破れるので、白bに受ければ黒aが先手になる。
が、後述のように手抜きを心配したのか、黒はaを打たない。）];B[dg]
C[第117手：この一手の意味は，黒は左辺で先手を取る自信有りということだろう。];W[ci]
C[第118手：黒は右辺に回るべきである。
謝赫の忍耐力真是驚異的。];B[df] C[第119手：羽根再び冷静に戻る。
黒は以下上手く打って，依然として局面優勢に見える。];W[ce]
C[第120手：白は左辺を渡った，模様やはり黒はのやや押されてぺしゃんこ。
黒の中腹で少し利益を得た。];B[le]
C[第121手：黒の直接突き出しこの一手？];W[oh]
C[第122手：見たところ右辺やや損は問題なしと羽根は考えているようだ。];B[nh]LB[pg:a][qg:b]
C[第123手：黒は左辺で約2目で損をした。黒は是右辺で接ぐと，白の手抜きを心配した。
第123手：黒は約3目損をした，しかし是局面依然として悪くない。
（訳注：黒は、左辺を打って、白122が先手になり、約3目損という意味だろう。
黒が先にa接ぎを打てば、次にbの突き出しから右辺が破れるので、白bに受ければ黒aが先手になる。
が、白の手抜きを心配したのだろう。）]
;W[pg];B[og];W[ej];B[fj];W[fi]
C[第127手：白は好く実利の均衡を保持しようと考える，中腹で継続いくらか含みを出す必要がある。];B[ei];W[bm]
C[第129手：この一手是やや強力の定型手段。];B[eh];W[gj]
C[第132手：ある種意義上，謝赫、羽根、李世石の三人は絶妙の食物連鎖関係を形成した。];B[fk];W[hl];B[hj]
;W[ee]C[第136手：白は放棄中腹で撹乱？
この様に打っては黒の処理は軽い。];B[ff];W[fe]
C[第138手：黒はこのように簡単に中腹を囲う，45目の巨有り。];B[gf];W[pk];B[ph]
C[第141手：黒は劫材があるか？ ];W[en];B[fn]
C[第143手：感覚...現在隔たり想像したほど大きくない。];W[oh];B[ni];W[cg]
;B[cq]C[第147手：およそ盤面10目やや弱の隔たり。
黒はやはりやや良し。];W[lr];B[mr];W[nr];B[mq];W[ms];B[dr];W[er];B[rn];W[gb];B[fb]
C[第157手：現在依然として黒勝の棋調。この一手白は非常に痛い。
（訳注：総評には、「黒157是敗着，もし簡単に接ぎなら依然として黒はやや勝の碁」とある。）];W[ef]
;B[eg]LB[ge:a]
C[訳注：最後の総評で「黒159で162(a)にさえぎれば，黒勝の碁」とある。]
;W[ie]C[第160手：この手ツケコシ..黒はどのように応じるか？];B[je]
C[第161手：この一帯味確かに非常に悪い，黒157是疑問手。];W[ge];B[he]
C[第163手：感覚手になった。];W[hi];B[hk]
C[第165手：当然手になったとせねばならない。];W[hf];B[if];W[hg]
C[第168手：白は先手でセキになる手段。
(訳注：意味不明。実戦進行は、白先手で二子取りになる。)];B[gh]
C[第169手：謝赫の逆転勝基本確定した。]
;W[hh];B[gi]C[第171手：羽根非常に早く投了でしょう。手になって非常に大。];W[fg];B[jh]
C[第173手：黒は大体15目損をした，甚だしきに至っては更に多い。];W[el];B[dl]
C[第173手：この様，目算の必要なし，盤面で白が多い。];W[rc];B[rb]
C[第175手：この碁羽根非常に遺憾だろう。しかし是最後段階の手順鑑賞に値する。];W[sb]
C[第178手：羽根投了。
総評：黒83中腹で抜きの時，基本は黒の必勝の勢い。
しかし是黒85問題手，白は中腹で軽く単独で治まる，追い上げ少なくない，
しかし依然として黒優勢の碁。
黒157是敗着，もし簡単に接ぎなら依然として黒はやや勝の碁。
白160、162是勝着...黒159で162にさえぎれば，黒勝の碁。
解説最後まで来た，また会いましょう。
謝赫四連勝，明日有望迎戦睦鎮碩]) 
