秀哉は最初は方円社に入門したから、秀甫の弟子だったんだよね。
秀哉は11歳の時(明治17年)に方円社に入門して、12歳(明治18年)で
住み込みになっているね。方円社寄宿という身分になっている。
秀哉は12歳(明治18年)の時に母を亡くしている。

当時の方円社の師範は、当時五段の高橋杵三郎。高橋は方円社に
起居していた。当時の方円社の塾頭秀哉よりも5歳年長の石井千治。

秀甫は小川町の自宅から朝早く塾生を起こしに来て、碁を打って
やっていた。明治19年に秀甫が急死した。秀哉は三年ほど秀甫の
教えを受けた。約二年間は、秀甫に親しく接した。