健全に……KENZENじゃなく本当に健全に……なってるはず!


イドゥン「久しぶりに……生み出してみました……」
戦闘竜「あんぎゃー!」
チキ「だいぶ前に、おにいちゃんへのお礼って作った子たちよりちっちゃいね」
ファ「あかちゃんだー!」
ミルラ「……前の子たちは幼女でしたが、本当に小さいです……それに……」
サラ「髪や瞳の色はイドゥン姉様と同じだけど、顔立ちがどことなく、兄様に似てるわね」
ノノ「イドゥンおねえちゃんとおにいちゃんの子?」
ソフィーヤ「おめでとう……ござい、ます……?」
イドゥン「いえ……将来のために、赤ちゃんのお世話を学んでおこうと思って……」
サラ「なるほどね……兄様に似てるところは、遺伝子情報を読み取った、とかかしら?」
ノノ「遺伝子、つまり精えk「言わせませんです」
イドゥン「はい……胎内に注いでもらったり、口で飲み込んだりしたものから……」
ノノ「なんでノノは止めてイドゥンおねえちゃんは止めないの?」
ンン「不意打ちかつ無自覚なんて対処しきれませんですよ!」
大人チキ「……お兄ちゃんとイドゥン姉さんの遺伝子から生み出された子って……要するに実の子なんじゃ……?」
戦闘竜「きゅー?」
サラ「可愛いから良いんじゃない?」
戦闘竜「ぎゃうー! うーあー!」
イドゥン「あ……お腹が空いたのね……ちょっと待っていて……」
大人チキ「確か、ガロン義父様から贈られた哺乳瓶とミルクが……って、イドゥン姉さん、何で脱いでるの?」
イドゥン「え……? お乳をあげようと……」
ミルラ「出るんですか!?」
イドゥン「ええ。この子を作ったら、出るように……」
ソフィーヤ「……なるほど……」
チキ「納得しちゃうの!?」
ノノ「よし、おにいちゃん呼んで来よう」
サラ「喚んだわ」
エフラム「レスキューの杖を使われるのは久しぶりだが……どうした?」
ンン「行動が迅速すぎてツッコミが間に合いませんですよ!?」
サラ「とりあえず兄様、イドゥン姉様の傍に行って」
イドゥン「あら……? エフラムさん……?」
戦闘竜「きゃうー!」
エフラム「……その子は……戦闘竜? なのか?」
イドゥン「はい……戦闘はできないので、本当に、ただの赤ちゃんですけど……」
エフラム「そうか……可愛らしいな……」
戦闘竜「きゅう? あうー!」
イドゥン「撫でられて気持ち良さそう……やっぱり、お父さんのことは分かるのでしょうか……?」
エフラム「父親、か……そうだな。イドゥンが作り出した子なら、俺の子だ」
戦闘竜「ぎゃぅ……。ぱ……ぱ……ま……ま……」
イドゥン「喋った……? でも、そんな機能は……」
エフラム「パパとママか……何だか不思議な気分だな」
イドゥン「そうですね……戦闘竜は何度も生み出しているはずなのに、私も……」
戦闘竜「ぱぱー、ままー」

サラ「授乳プレイしろとは言い出せない雰囲気だわ」
ンン「この空気に突撃できたら、逆にスゴいのですよ。させませんですが」
ノノ「夜までお預けだね!」
チキ「おにいちゃんとの子供かあ……」
ミルラ「羨ましいです。心の底から羨ましいです。何でわたしには戦闘竜が作れないんですか」
ファ「ファもはやくあかちゃんほしいー!」
ソフィーヤ「そう……ね……。私も……欲しい……」
大人チキ「過去に何人も産んでいるし、作ろうと思えばすぐにでも作れるわよね……」