何かにつけて疑い深く、過度に人を信用できない障害です。客観的な根拠がなくても、他人が自分を利用する、危害を加える、だますであろうと決めてかかります。
また、他人が理由もなく、自分に陰謀を企て、突然攻撃してくるかもしれないという疑いを持ちます。例えば、店員が悪意なく釣り銭を間違えて渡した場合、「わざと自分に損をさせようとした」などと思い込みます。
他人から褒められても、そのまま受け取りません。仕事の業績を褒められると「もっとよい結果を出すよう強要されている」と誤解し、周囲が助けを出そうとすると「自分だけではうまくできないという批判だ」と見なすかもしれません。