FAはリアルを捨ててなんか居ないぞ。
リアルさを尊重しつつも、それにこだわり過ぎないバランスが良かったんだ。
これはリアルを捨てる、というのとは違う。

そもそも、航空機の性能なんか個体差もあれば細かな改修に伴う違いもあるので、
その解釈には幅があって当然だし、FAの機体性能は、
その幅を逸脱しない範囲での調整に留まっていたと思うぞ。

そして紫電改の爆装量なんかよりは、
鍾馗の20mmのほうがよほど大きな問題かと。

何故ならば、標準装備であれば250kg爆弾を搭載不能な零戦21型を改造し、
250kg爆弾を搭載させて爆撃を行なった例が実際にあるからね。
これは特攻ではない通常爆撃作戦で。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%88%86%E6%88%A6
> 戦爆隊、つまり戦闘爆撃機部隊の使用した機材は零戦二一型である。
> 戦爆は、両主翼内に燃料パイプを追加し、増槽から燃料を吸い上げられるよう改修した上で、
> 統一型二型増槽(容量200リットル)を懸垂した。胴体下面には九七式爆弾懸垂架を装備し、
> 250kg爆弾(九九式二五番通常爆弾)を搭載した

つまりは、爆弾なら懸吊装置の部隊改修で搭載量を増やせる余地があるし、
それをゲームに取り入れるのは、現実にあり得たかもしれない嘘だった。

装備機銃の変更についても、部隊改修した例はあったのかもしれないが、
その機銃が 20mm Ho-3 や 37mm Ho-203 となると銃の仕様上、
あまりに無理があるし、全くの架空機と言わざるを得ない。
しかも、空中戦のゲームバランスへの影響が大きかった。