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ロシア軍は10日、制圧を狙うウクライナの首都キエフの包囲を進めた。北西に加えて北東からも進軍し、ウクライナ軍と激しい戦闘を繰り広げているもようだ。ウクライナ南東部の要衝マリウポリなどでも市街地への攻撃が続き、戦況は悪化の一途をたどっている。
ウクライナ軍はキエフ防衛のため、徹底抗戦している。英BBC放送は、首都北東でロシア軍戦車が迫撃砲で破壊される様子を映した動画を報じた。キエフのクリチコ市長は地元メディアに対し、市中の防衛態勢を強化しており「敵を通さない。われわれの街と国を守る」と強調した。
米国防総省高官によると、キエフ北西から進軍するロシア軍部隊は過去24時間で約5キロ前進し、首都中心部まで約15キロに迫った。北東からは二手に分かれて進んでおり、首都からの距離は約40キロ。北部の都市チェルニヒウは包囲され「孤立状態」に陥ったという。
マリウポリでは10日も住宅地のほか、中心部の大学や劇場など民間施設への攻撃が続き、民間人避難のための「人道回廊」も機能していない。9日には産科病院がロシア軍に攻撃され、女児1人を含む3人が死亡。ロシアに対する国際的非難が高まっているが、ロシア国防省は10日、攻撃を否定し「『空爆』疑惑は反ロシア感情を維持するために演出された挑発だ」と強弁した。
プーチン大統領も強気の姿勢を崩していない。10日の閣議では、米欧の対ロ制裁強化について「経済は必ず新しい状況に適応していく。最終的にわれわれの独立性、主権の強化につながる」と主張した。
10日にはトルコの仲介でロシアとウクライナの外相会談が行われたが、停戦に関する進展はなかった。外相会談後、トルコのエルドアン大統領とバイデン米大統領は電話で会談し、ウクライナへの支援と即時停戦の必要性を確認。外交解決が必要という認識でも一致した。 磯崎仁彦官房副長官は6日の記者会見で、米国が撃墜した中国の偵察気球が、2020-21年に青森、宮城両県上空で確認された白い浮遊物体と似ているとの指摘について、「関連性も含め、引き続き分析を進めている。動向などを注視し、警戒・監視を切れ目なく行い、万全を期す」と述べた。
磯崎氏は当時の自衛隊の対応や他国による領空侵犯の可能性について「公表すべき事象は確認されていない」と述べるにとどめた。今後の対応に関し「わが国の許可なく侵入すれば領空侵犯となり、必要な場合は緊急発進(スクランブル)を含めた措置を取るのが当然だ」と強調した。
この白い浮遊物体について、政府は当時「被害は確認されてない」と説明したものの、具体的な分析内容は明らかにしなかった。