FGノットにおいて、10から20セット編み込むのは、編み込みだけで結束強度を得ようとする古い方法であることが示されました。
新しい方法では、編み込みの回数を極力減らし、ハーフヒッチ(これも極力減らす)と焼玉で結束強度を得る方法です。
新しい方法について、欠点は全く示されることはありませんでしたが、古い方法では以下のように大きな欠点があります。
古い方法では、
・結束部が大きくなりがち。
・新しい方法と比較すると時間がかかる。
・雨、風、夜、船といった悪条件において、締め切り不足になりがちである。
・焼玉を作らないので、結び目が開度を通るとき、ハーフヒッチがほどけやすい。ほどけることを前提にすると、ハーフヒッチ部が長くなる。
新しい方法では、
・3-5セットの編み込みを行う。
・リーダーと道糸に対してハーフヒッチで3-5セット行う。
・リーダーがナイロンの場合はさらに、リーダーに対してハーフヒッチを数セット行う。
・最後に、リーダーと道糸の端糸、両方とも焼玉を作る。
道糸の焼玉は、結束部がガイドを通るときにほどけるのを防ぐので場合によっては省略できる。
以後、新しい方法に対し、明確な欠点を示さない場合は、古い方法を推奨することは、間違いを教えるのと同じであり、不適切である。