すごい文化の違いですな。
おれんちの地域だと昔、ウグイは小型の15センチ〜20センチのものが串刺しにされて
売られており今、生き残っている70代以降の人に言わせると
「あーれ、買うと高いんだでえ。」
それが何人もだよ、何人も。
あと10年前、釣ったウグイが増えてきて、水槽、バケツ、冷凍庫にも入りきらなくなったのでゴミで出した。
ところが・・・・・・
自宅近所の人が・・・・おれの勤務先にひょっこり現れて
「〇〇さんよお、捨てたろ、捨てたろ・・・・・・・。」
と言って取り出したのがウグイの甘露煮。
「よおおお、もったいねえで・・・・・。」
ゴミ収集場所のゴミ箱から取り出して甘露煮にしてわざわざおれの勤務先まで持ってきますた。
そのしばらく後、その家に行く用事があり行ったところ、今の年齢で70代のオバチャンが
「よーーーお、〇〇さんよお、〇川の雑魚(ウグイ)って貴重なんだでえ、捨てちゃあダメだで。」と説教。
その時、自分は思いました、ここのじいさんはウグイを甘露煮にできるんだなあ。
で、ある時、夕方から深夜にかけて釣った40匹超の20センチ前後の小型ウグイをその人の所に持参し
甘露煮作成頼みました。
その夫婦「大漁だね、うん、甘露煮にして持って行ってあげるよ。」
自分は勤務先の人に配布しようと楽しみに待ちました。ところがです。
戻ってきたのは放流ヤマメ3匹を含みたったの15匹。他の30匹は違う所に持っていったとのこと。
じいさん「持って行った場所は言えねえよ。すごい喜んでる、すごい喜んでる、もっと釣ってこいって言ってたでい。」

自分はその時思いました「うーーーっ、釣ったウグイはもう誰にも渡さない。」