一昔前までは、監査法人からのキャリアパスとして、上場企業の経営企画や経理、独立開業 、コンサルタントや海外拠点のCFO等選択肢が広いことも売りの1つであった。また、監査の分野も会社法や金商法だけではなく、環境や公共事業にも拡大するようなことを唱っていた。

が、リーマン後の大手監査法人の大量リストラにより、会計士が監査法人以外では使えないことが広く浸透してしまった。リストラの対象者が、大量合格の世代やそれ以前の合格者でも使えない者を対象に実施されたからだ。

最近ようやく回復傾向にあるが、当時は求人数も少なく、給与維持や、やりたい仕事を選んでの転職はとても厳しい状況なのだよ。

独立といっても税理士業界は現在でも過当競争の時代で、価格競争も厳しく、それだけでは食えない人多数。元々税務だと税理士には敵わない。