ボーダーは、H27年1回の分布を利用することで、かなり正確に予想できると思われる。
なぜなら、難易度が近いため、分布も近似するからだ。

あとは、今回の難易度がH27年1回と比べてどうかで決まる、と思ってる。
その難易度を判定する上で、tacのリサーチ平均を使ってみる。
tacのリサーチ平均は、今回とH27年1回と、共に56.6%だが、次の2つの要素を忘れてはならない。

@全員正解1.4%の存在
H27年1回は、この上乗せがあるにもかかわらず、今回と同じリサーチ平均を示している。
この上乗せがなかったら、H27年1回は56.0%が平均だったと思われる。
1.4%=7点/500点
493点×56.0%+7点×100%=56.6%となるからだ。
つまり、この点からは、H27年1回の方が難しかったと言える。

Aリサーチ協力者層の割合
リサーチ協力者層は次の3つに分解できる。
(a)絶対出す層
(b)成績次第によって、出すか出さないか決める層
(c)絶対出さない層

(a),(c)の割合が変化する要素は特に見当たらない。
(b)は今回とH27年1回で大きく変わってると思われる。
なぜなら今回は、過去に60%合格があった、という実績により、
H27年1回であれば、萎えてリサーチ提出しなかったであろう58.0〜64.9%層でも
前向きにリサーチ提出していると思われる。
これにより、今回のリサーチ平均56.6%は、H27年1回と比べて、
上に引っ張られた結果としての56.6%だと言える。
つまり、この点からは、今回の方が難しかったと言える。