俺が買ったばかりに短命で世界から
消えていったトランクスたち。
たまに駅のトイレで敗戦パンツの放置を
見ると、そのパンツはいていた男と
同じモラッシーとして同情を禁じえない。
俺たちが買っていなかったなら、その
パンツはずっと現役だっただろう。
かわいそうに、まだ新しいうちに
天に召されたパンツ。
うんこパンツに鎮魂を。