積水ハウス、パワハラ自殺和解金6千万円支払い

大手住宅建設会社「積水ハウス」(本社・大阪市)の社員だった長男(当時35歳)が
自殺したのは上司のパワーハラスメントが原因だとして、両親が同社に慰謝料など
約9280万円の損害賠償を求めた訴訟が大阪地裁であり、同社が和解金6000万円を
支払う条件で和解したことがわかった。3月24日付。
訴状などによると、長男は2010年8月以降、兵庫県西宮市内の事務所で客からの苦情対応
などを担当。上司から、部下の指導が不十分との理由で「死んでしまえ」「クビにするぞ」
などと日常的に罵倒されるようになった。11年9月1日に行方不明となり、6日後、大阪市内
の淀川で溺死しているのが見つかった。
神戸西労働基準監督署は、心理的負荷で適応障害を発症したことが自殺につながったと認定。
両親は13年2月に提訴し、同社側は「叱責はあったが、罵倒はしていなかった」などとして請求棄却を求めていた。
同社は読売新聞の取材に対し、「円満に解決するために和解したが、コメントは控えたい」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150401-00050183-yom-soci