自民党のクリスチャンの立候補者 石破茂氏、麻生太郎氏、北村誠吾氏


第92代内閣総理大臣を務めた麻生太郎氏(77、12期)はカトリック。洗礼名は「フランシスコ」。

その家系の中では、祖母の吉田雪子がまずカトリックの洗礼を受け、長男(評論家の吉田健一)以外、その子どもは皆、カトリックとなり、麻生氏の母親である和子(三女)も聖心女子学院を卒業したカトリック信者。洗礼名は「マリア・ドロテア」。

祖父の吉田茂(1878〜1967、第45、48〜51代内閣総理大臣)もカトリックに好意的で、1964年に建設されたカトリック東京カテドラル関口教会の後援会会長も引き受けた。その主任司祭である濱尾文郎氏(後の枢機卿)に、「死にそうになったら、洗礼を受けて『天国泥棒』をやってやろう」と語ったこともあり、濱尾から臨終の洗礼を受け、「ヨゼフ・トマス・モア」の洗礼名が与えられ、関口教会で葬儀が行われた(国葬は日本武道館で)。

父親の麻生太賀吉(たかきち)もカトリック信者であったことから、その長男である太郎氏にも幼児洗礼が授けられた。