──兵隊たちの維持管理費は相当ですね。それをアメリカがもったということですか? 

アメリカがもったというよりも、バチカンが担保したということです。
いつも言っていますが、こういった国家間の取り決めを裏で担保するのはバチカンなんです。
なぜ、バチカンが保証人になれるのかというと最強の超国家的な存在だからです。
一応、バチカン市国とは言っていますが、影響力は超国家です。


──教皇はロシア寄りなんですか?

教皇はロシアのオーナーの一人と言ってもいい存在ですから(笑)。
米露核軍縮条約はバチカンの秘密資金によって担保されているので、プーチンといえどもバチカンには頭が上がりません。
特にいまのロシアは経済制裁が加えられているのでバチカンマネーが絶対に必要です。