接近する中国とバチカン 共産党政権との妥協に懸念も

1951年の国交断絶から70年近く対立が続いてきた中国とローマ法王庁(バチカン)が、関係修復に向けて接近しつつある。
最大の懸案である司教任命権について、欧米メディアなどは数カ月以内に合意に達するとの見通しを相次いで報じた。
世界に約12億人の信者を抱えるバチカン側には、約14億の人口を擁する中国で信者を増やしたいという意図があるが、共産党政権に妥協する形での関係構築を危ぶむ声もある。