1. GDPが増えたら税収が上がり翌年の歳出が増やせる
というのはプライマリーバランス重視の考え方=緊縮派の思考
 逆に
2. 歳出を増やせば経済が活発になりGDPが上がる
というのはリフレ派やMMTの考え方=積極派の思考

GDPは様々な活動の結果として得られる従属変数であり
歳出は政府の意思でどのようにも変えられる独立変数だ
簡単に言えば歳出という「原因」によって、GDP増大という「結果」がある考えるべきだ

1. の問題点は「GDPが増えたら」という前提から出発していることだ
そもそも、どうやったらGDPが増えるのかを議論しているときに、
「GDPが増えたら税収が上がり・・・」というのは因果関係を逆転した論である

まず考えるべきは、どうしたらデフレ脱却できるかであって、
そのためには、まず歳入にとらわれずに歳出を増やし、
経済活性化によるデフレ脱却を目指すべきだ