なぜデフレを放置してはいけないか 人手不足経済で甦るアベノミクス (PHP新書) 新書 ? 2019/5/16
岩田規久男 (著)
内容紹介
多くの日本人は「物価が下がるのはよいことだ」と思っている。しかし、デフレで物価が下がるのはじつは悪いことずくめである。失業率が
上がり、雇用が不安定な低賃金・非正規社員を増やし、企業収益率を下げ、人件費を削減させる。借金の実質負担は重くなり、
実物資産投資は抑制される。自殺者が増え、社会的に有用な企業が廃業・倒産してイノベーションが滞る。「デフレなど問題では
ない」と語る経済学者は、失業者や非正規社員の苦しみを理解していないのだ。欧米の経済学者と異なり、日本の経済学者はデ
フレの脅威に対して鈍感である。アベノミクスを実行した元日銀副総裁が、失われた二十年を「三十年」にしないためのすべてを記す。
●デフレ脱却なくして日本経済の再生なし
●デフレはなぜ脅威なのか
●「失われた二十年」の原因とアベノミクス
●金融政策の条件と日銀財務に関する誤解
●財政政策のリフレ・レジームへの転換が必要だ
●成長戦略の基本原則とは

内容(「BOOK」データベースより)
多くの人は「物価が下がるのはよいこと」と思っている。だが、デフレで物価が下がるのは悪いことずくめ。失業率が上がり、雇用が不安
定な低賃金・非正規社員を増やす。企業収益率を下げ、人件費を削減させる。借金の実質負担は重くなり、実物資産投資は抑
制される。有用な企業が廃業・倒産してイノベーションが滞る。「デフレなど問題ではない」という経済学者は、失業者や非正規社員
の苦しみを知らない。欧米と異なり、日本の経済学者はデフレの脅威に鈍感だ。アベノミクスを実行した元日銀副総裁による、失わ
れた二十年を「三十年」にしないための覚悟の書。

著者について
日本銀行前副総裁、学習院大学名誉教授
第1章 デフレ脱却なくして日本経済の再生なし
第2章 デフレはなぜ脅威なのか
第3章 「失われた二十年」の原因とアベノミクス
第4章 金融政策の条件と日銀財務に関する誤解
第5章 財政政策のリフレ・レジームへの転換が必要だ
第6章 成長戦略の基本原則とは