史上最悪の緊縮政権
From 三橋貴明

新作(仮タイトル「令和の政策ピボット」)を書いている関係で、データと睨めっこする日々ですが、改めて第二次安倍政権以降の「緊縮」に愕然とします。
例えば、2012年度予算と18年度予算を比較してみましょう。

地方交付税は16.5兆円から、15.4兆円に減少。
文教・科学技術予算は、5.4兆円が5.4兆円と変わらず。
防衛予算は4.7兆円から5.2兆円に増えていますが、
米軍関係費等を除くと4.94兆円で、GDPの何と0.8%台に下落。
GDP1%枠どころか、もはや0.9%も維持していません。

公共事業は4.6兆円から5.4兆円に増えていますが、これは当初予算のみです。
補正予算を含めると、実は安倍政権は民主党政権期よりも公共事業をしていません。