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中国の累積債務爆弾

中国も政府が使ったお金に対して、成果であるGDP上昇はわずか2割だとされています。
つまり年間500兆円を政府が使って、GDPが100兆円増加していると考えられ、政府債務が激増しています。
中国のGDPは約1200兆円なので、政府は年間約400兆円を公共投資して、6.5%成長だとGDPは78兆円増えます。
こういう仕組みなので毎年数百兆円ずつ公的債務が増えているが、IMFや世界銀行には報告していない。

IMFや世界銀行は独自のデータ収集をせず、各国の報告をまとめているだけなので「中国の財政は健全」と壊れた留守録音のように繰り返している。
日本の累積債務は1100兆円だが、中国の累積債務はGDP比2倍を超える3000兆円台だと推測されています。
中国経済の弱点は正にこの点にあり、隠し続けてもいつかは持続不可能になります。

現在は中国の銀行(すべて国営)や証券会社や国営系企業、投資家や人民が債券を買って支えています。
中国人がせっせと買い集めている高利回りの債権とは、大元は中国政府自身の借金であり、人民が買い支えているのです。
この仕組みが回り続けるのなら中国は永遠に経済発展できるが、永遠に回り続ける自動歯車というのは存在しない。