【悲報】海外投資家の売りによる株価下落で日銀のETFインチキ買支えが過去最大に

日銀のETF購入額が最大に 3月、8309億円

日銀による上場投資信託(ETF)の買い入れが膨らんでいる。
28日にも747億円を買い入れ、3月の月間購入額は28日までに8309億円と月間ベースで過去最大になった。
日銀は株価が下がった日にETFを買う傾向がある。
2月以降は日経平均株価が下落基調となったため買い入れ回数が増えたようだ。

日銀は2010年からETF購入を始め、16年7月には買い入れ枠を年6兆円に拡大した。
これまで月間購入額が最も大きかったのは16年9月の8303億円で、3月は1年6カ月ぶりに最高を更新した。
海外投資家の売りが続く中で、日銀が株価を下支えする構図が強い。

3月に買い入れたETFの内訳は日経平均などに連動するETFが8081億円、人材・設備投資に積極的な企業を組み入れるETFが228億円。
日経平均などに連動するETFの買い入れの回数は11回と17年の平均(6.5回)を大幅に上回った。

株式市場では買い手としての日銀の存在感が強まっている。
日銀が10年以降に買い入れたETFの保有残高は時価で推計23兆円。東京証券取引所第1部の株式時価総額(647兆円)の3%強を占める。
株価形成にゆがみが生じるといった副作用への懸念も強まっている。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28690190Y8A320C1EE8000/