四半世紀不況を経験している日本人の大半は忘れただろうが、景気なんて本来「循環するもの」であり、極端な話、海外景気がそこまで異常に悪く無ければ何もしなくても景気回復する。
それなのに、日本の場合は、いつも完全回復する前に、財政引き締め路線に転じ、自ら需要ショックを引き起こし不況を呼び戻してるから25年も失われた。

例を出すとバブル崩壊後の拡張財政の後の橋本による緊縮財政、小渕による拡張財政の後の小泉による緊縮財政、麻生による拡張財政の後の民主党による緊縮財政。
バブル崩壊後の日本経済はこのようにストップ&ゴーの繰り返しである。

しかし、今の政権は雇用回復のモメンタムを破壊せず、持続的な回復に導いている。だから正社員が2015、16、17年と3年続けて増え始めている。はっきり言って、財務省と対決姿勢を見せている安倍政権じゃなければ、このような「自然回復」は望めなかっただろう。

安倍晋三が財務省を信用してないなんてのは、私の妄想でもなく、三流メディアのゴシップでも無い。日経などお堅い全国紙が報じていること。
もし安倍以外の人間が率いていたら、財務省主導の財政運営によって、また大きな需要ショックが起きて、どこかで雇用が破壊されていたに違いない。