全国のデパートの先月の売り上げは、主力の婦人服の販売が大きく落ち込んだことから、
前の年の同じ月を2%余り下回って、10か月連続のマイナスとなりました。

日本百貨店協会によりますと、全国のデパート240店の先月の売り上げは合わせて5423億円余りでした。
このうち、新店舗などを除いた既存店どうしの売り上げを比較すると、先月は前の年の同じ月を2.8%下回って、
消費税率が8%に引き上げられた去年4月以降、10か月連続で前の年の同じ月を下回りました。
これは、外国人旅行者向けの販売の増加などで初売りが好調な店舗があったものの、
全体的には悪天候などが影響して来客数が減少し、主力の婦人服の売り上げが大きく落ち込んだことが主な要因だということです。
また、東京や大阪にある店舗が前の年を上回ったのに対し、地方の店舗では減少幅が大きくなり、全体を押し下げる形となりました。
日本百貨店協会は「今月は春節商戦があるほか、春闘での賃上げに対する期待感も弾みにして
売り上げが回復することを期待したい」と話していました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150219/k10015595901000.html