もう何度も繰り返していることですが、犯罪が起きたときに加害側にはノータッチで被害者ばかり責めてしまう脳の傾向を「被害者批判」、ビクティムブレイミングと呼びます。脳がおかしてしまうエラーの一つです。加害側に立ち向かう勇気はとてもないので、そばにいる被害者を責めてしまう。
もともと被害者を守り、加害側と向き合うべきところを、すでに傷ついている無抵抗な被害者をさらに追いつめる、という深刻なエラーをおかしてしまう。向き合わずに放置することで加害を守ってしまう。当然、加害の根源を放置してしまえばまた新しい被害が生まれ続ける。
守らなければならないのは被害者です。私たちは気が付かないうちに「被害者批判」におちいっていないかどうか、自分の思考を常にチェックしておかなければいけません。