正室側室が当たり前にある社会で、特に理由もなく
正室が特定の側室だけをいじめ虐待しているシチュ

そら正室だって聖人君子とは限らないし女ばかりだと些細な事で怨恨を残す事もあるし
唯一男子を生んだ側室が正室や他の側室達を差し置いて横柄な態度をとってるとか
夫も正室も他の側室達も歳とってるところへ嫉妬に足る若く美しい側室が現れたとか
正室がもともとすごく嫌な奴で他の側室達は怖くて逆らわないようにしてたのに
特定の側室だけ逆らったか、逆らうつもりはないがドジで不興を買ったとか
全員夫の横暴には逆らえないのに特定(略)でその勇気を正室達が妬んだとか
姑が正室をいじめるので正室は何の罪もない側室で憂さ晴らしをしてるとか
単純に夫がその側室ばかり贔屓しているとか、正当不当を問わず理由があるなら解る

が「え?正室と側室がいたらそりゃ正室は側室をいじめるに決まってるでしょ?」とか
側室どころか妾にも無縁の平民の男達や姑にいびられる平民の女達が玉の輿を羨んで
「いい生活が出来たってどうせ奥方様にいびられるだろ」と酸っぱい葡萄するとか
メタ的には主人公に「高貴な血筋」と「子供の頃苦労した」という一見矛盾する属性を
両方つけたくて母を側室にしたとか、そういう安易な結果によるものが嫌い

現実には妻達は上下の差はあっても皆家族として扱われていたから
妻達の仲がいい事も当たり前ってほど多くはなくても珍しいほど少なくもなかったし
無論家族でも憎悪が芽生える事はあるけど、現代の我々が想像するような
いかにも他人の女同士の憎悪とは違っていたらしいしな