夢小説やなろう系の長編もので、主人公の落ち度が徹底して存在しないやつが苦手
何度主人公絡みのトラブルが起きても全て敵役の卑怯な企みで
主人公が華麗に解決して好感度アップ、主人公を疑ったり責めたりした奴は謝罪断罪って展開が積み重なっていくやつ
よく聞く「主人公無双でムカつく」ってことじゃなくて
一つの引き算も無いまま長編の話数でage展開だけ加算されていくとじわじわ不気味になってくるんだよ
たくさんの人間が生きてる現実世界のストーリーかと思ってたら
ちらほら違和感が提示されて、ラストで全て精神病の語り手による妄想世界だったと判明する、みたいな類の怖さ

そんなディスるなら読まなきゃいいじゃんって感じなんだけど
大量にブクマついてる人気長編シリーズとか作者の技量高くて確かに面白いんだよ
ただ長くなると「すべて主人公のためだけに存在するみたいなこの世界は何なんだ…?」って冷静になってきてシリーズ途中で脱落しがち