エステ機器発火、メナードが提訴 製造会社などを (毎日)
http://mainichi.jp/articles/20170530/ddh/041/040/005000c

エステサロンに導入した機器が発火したのは設計上のミスが原因として、美容業界大手「日本メナード化粧品」(名古屋市)と関連会社が、
機器の製造会社と販売した商社に計約8億4000万円の賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が30日、名古屋地裁(前田郁勝裁判長)で開かれた。
製造会社と商社は請求棄却を求めた。
賠償を求めた相手は医療機器メーカー「ヒロセ電子システム」と美容用品商社「滝川」(いずれも東京都)。
訴状などによると、メナードは代理店を通じエステサロンを全国展開している。蒸気を顔に当てるスチーマーと呼ばれる機器をサロンに導入し使用を始めたが、昨年2月の従業員研修中に発火したため使用をやめた。
メナードは自社調査の結果、空だき防止機能の不具合が出火原因と主張し、使用停止で約1000店の代理店に貸し出していた機器のリース料金計約3億5000万円が請求できなくなったり、
代替機の導入を余儀なくされたりしたとしている。
利用客への被害は確認されていない。