35の俺が今に至るまで
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今時間があるので書いてみることにする。
20歳で姉の紹介で薬局の事務員の募集に応募。本屋で適当にバイトをしていた俺に業を煮やしてのことか、圧がすごく断れなかった。
そしていざ面接に入り、色々質問をされたんだが頭に浮かんだことを即口に出し適当に終わらせた。
後日、なぜか正社員として雇われることになった。
知識無しでやれるのか?と思いながらもっ出勤。
自己紹介させられて事務員のリーダーのおばさんに一通りのレクチャーを受ける。
基本的にやることは処方せんを持ってくる患者の対応、電話応対、PCで処方箋のデータを入力、そして会計。
バイトで接客、会計はしていたしそこは問題なかった。
しかし処方箋の入力はそうはいかなかった。
レセコンと呼ばれるもので関係者なら分かると思うのだが、とにかく入力の仕方が特殊すぎた。
例えば薬の名前を入力する時、「バファリン」を「ハファリン」と濁点を無くして入力しないといけなかった。(古いバージョン)
そして、やはり薬局というだけあって薬の知識も要求された。
病院側が間違った容量の処方を書いてきても、知識無しの俺にはさっぱりだからとにかく書いてあるものを入力するしかない。
入力が終わっていざ薬剤師が薬の準備をしていると間違いに気づく。これは病院に問い合わせをすれば解決するのだが、主に持ってこられる某大学病院は設立したばかりで連携もロクに取れておらず、修正に時間がかかった。
そうなると自動的にその処方箋の処理が後回しになり、患者を待たせる結果となる。
遅くなる旨を伝えて、素直に理解してくれる人もいれば、当然文句を言ってくる人も出てくる。
その対応もなぜか事務員がしなければならない。
初の就職先は後から知ったのだが、大学病院の規模が大きいのにも関わらず、近くの薬局がうちの店だけという。
毎日2〜300件ほどの処方箋を捌かなければいけなかった。
ちなみに姉は別の薬局で同じく事務員として働いていたが、1日に多くて30件ほどだという。
実務経験無しの俺はまんまと数合わせの一人として入社させられたというわけだ。
経験のあるほかのスタッフはオバサンばかりで、優しい人もいれば俺の行動に一々小言を言ってくる嫌味な人もいた。
だが紹介された姉の顔に泥を塗るわけにはと思い、必死で食らいついていった。
当然仕事はこれだけではなく、投薬の終わった処方箋の整理、間違いがなかったかの事後チェック。
これが一番しんどかった。薬の名前、用法をこれをチェックしながら勉強しろと言う。
処方入力したデータと枚数が違えばなぜかと問われるが、こっちは知ったことではない。
ついでと言わんばかりにチクチク注意されてどんどんストレスが溜まっていった。
>>6 日記みたいなものだから長くなると思う 虫くん、どんどん書いてくれよ。
面白いし、何より君の心が書きたがっていると思うんだ。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています