>>420
中学の時分、朝には10分の読書の時間があって、メンドくせーなぁとやる気もなしに
家にあった親父だかおふくろだか爺さん婆さんだか、誰のか分からんが倉庫に箱詰めされた本の中から適当に選んだ小説が『痴人の愛』だった
適当に頁を捲り、適当な頁で読み始めて、そこから時間が止まったように没頭してしまった、読書時間が終わって10分の休み時間に俺は立ち上がれなかった
1限目が始まって挨拶で全員起立する瞬間に覚悟を決めて立ち上がったが・・・・・・
その日から俺のあだ名は「ボッキマンX」となった
確実にそこから性格が歪んだのは言うまでもないな