この病院は熊沢被告人の義弟が会長を務めており、もともと英一郎さんの主治医は義弟だった。また1990年からは熊沢被告人の妻も、うつ病のためこの病院に通っており、英一郎さんの仕事を義弟が世話するなど、家族ぐるみの付き合いがあった。

2015年11月、主治医が証人に変わったが、その後、英一郎さんの病名が変わる。

「もともと会長からは、統合失調症として引き継ぎを受けました。私の診断はアスペルガー症候群です。空気を読めない……。相手の言っていることを被害的に捉える傾向がありました。