https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180730/k10011556301000.html

文部科学省の40代の職員が、京都の大学に出向していた際に保護者から預かった後援会の会費
およそ770万円を横領していたことがわかり、30日付で懲戒免職となりました。

懲戒免職となったのは文部科学省の40代の職員です。

文部科学省によりますと、この職員は平成27年4月から国立大学の京都教育大学に事務職として
出向していましたが、その年の10月ごろからことし6月にかけて、学生の保護者から集めた後援会の
会費合わせて770万円を横領したということです。

職員はことし4月に文部科学省に戻りましたが、その後も会費の通帳を管理し続け横領を続けていたと
いうことで、文部科学省は30日付けで、この職員を懲戒免職の処分にしました。

今月に入り、通帳が返却されないことを不審に思った大学が文部科学省に連絡して横領が明らかに
なったということで、この職員は「ついやってしまった。横領した金は遊興費に使った。周りに迷惑をかけた」
などと話しているということです。

文部科学省では今月、2人の局長級幹部が相次いで収賄の疑いで逮捕されたばかりです。

文部科学省は「極めて遺憾で綱紀粛正に努めたい」と話しています。