ツイッター社 自殺助長の投稿を禁止 違反者はアカウント凍結も
2月21日 16時19分

神奈川県座間市のアパートで9人が遺体で見つかった事件を受けて、自殺に関する書き込みへの対応を検討してきたツイッター社は、21日、
利用規約の表記を一部変更し、自殺を助長する投稿を明確に禁止するとともに、違反した場合にはアカウントの凍結を含めた措置をとると発表しました。

この事件では、容疑者がツイッターで「自殺を手伝う」とか「一緒に死にましょう」などと投稿し被害者と知り合っていて、ツイッター社はこうした書き込みへの対応を専門家を交えて協議してきました。

その結果、ツイッター社はこれまでに自殺をほのめかすことばをサイト内で検索したり、書き込んだりした人に対しては相談機関の連絡先が自動的に表示されるよう仕様を変更しています。

さらに21日、利用規約の表記を一部変更し、自殺や自傷行為を助長する投稿を明確に禁止するとともに違反した場合には、アカウントの凍結を含めた措置をとると発表しました。

禁止する投稿の例としては「自殺の方法を教えたり、集団自殺や自殺ゲームに参加したりするなど、自らの命を絶つ行為を助長または推奨する」などとあげています。

また、アカウントの凍結を含めた措置をとるケースとしては、利用者から規約に違反した投稿があると通報を受け、
ツイッター社がそれを書き込んだ人に対し、ツイートの削除を要請しても、投稿が繰り返されたり、削除されなかったりした場合などとしています。

ツイッター社の日本法人は、「事件には大きなショックを受け、これまで社内外で話し合いを重ねてきました。
利用者に役立つプラットフォームであるよう今後も引き続き改善を続けて参ります」とコメントしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180221/k10011337551000.html
NHK