(日本人は 「なぜ国歌が必要なのか、君が代は何のためのものなのか」 という根本的な問いがついに始まらない。 「制度がどうしてこうなったのか」 についてはなぜか問わない。
そして、 「いつからかは知らないけれど、そう決まっているのだから、その通りにしよう」と考える。既成事実の前には実に従順に譲歩してしまう。・・・・・『日本辺境論』7 参照)


日本人は長いものには巻かれようとする辺境人だもの。

(終戦時に、学生上がりの士官をいじめ続けてきた日本人上官たちが、手のひらを返したように敵のアメリカにこびる卑屈な態度に、いじめられ続けた士官たちは呆然とします。
己の思想と行動の一貫性よりも、強い権力を発揮している者への親密性を優先させる態度、とりあえず 「長いものに巻かれ」 てみせる態度。・・・・・『日本辺境論』3参照)