【イタチの遺体】
仮面の男がうちはイタチの万華鏡写輪眼を所有していたことから、回収はきちんと行われたようだが、その後の行方は不明。弟のサスケも
気にしないし訊かない。自来也、うちはシスイなどに対してもそうだが、忍びの遺体に対する思い入れはなぜか、死者の多かった
木ノ葉隠れの里創立以前よりも薄くなっている。

カブチ丸が仮面の男と手を組む以前にイタチを穢土転生させていて、仮面の男がそれに対し疑問を抱かないところからすると、眼を抜いたら
もう用はなしとそのへんにうっちゃっといたのかもしれない。
そうでなくば、イタチの生前に、カブトかあるいは大蛇丸が、穢土転生が可能なだけの量の個人情報物質をイタチから奪っていなければならないが、
穢土転生に必要な個人情報物質の量は髪の毛を一本、血を一滴レベルではないのであまり現実的ではないだろう。

【穢土転生】
穢土転生体は、生贄の肉体を核にして塵芥が死者の姿を形づくっており、斬ったり爆破したりしてもやがて塵芥がまた寄り集まって再生する。
頭をつぶされても真っ二つにされても、忍術を無に帰す陰陽遁による攻撃でさえなければ問題なく無限に再生し、機能する。
そして穢土転生が解除されると、塵芥のなかから五体満足で無傷の生贄の遺体が転がり出てくる……。
塵芥の中で生贄の遺体はいったいどうなっているのだろうか。
千手扉間(穢土転生体)は、自分の胸に手を突っ込んで互乗起爆札を取り出しているが、そこにあるのは白ゼツの遺体のはず……?
あまり深く考えないほうがいいかもしれない。