この漫画の描写って、後先のこと何も考えてないんだな…。

活躍キャラを光らせるために何かを引き立て役にするということを常に行っている。
作者がシャカを弱く描こうとしたわけないし、天舞という技もショボくしようという意図なんかなかったはずだ。
7感であるセブンセンシズが凄いという表現をしたいがために1〜6感覚剥奪技を引き立て役にした。結果として、それらを
性能分析すると、セブンセンシズが機能してるキャラには天舞宝輪は決定打にならない、というアホ結論を導き出すことに
なってしまった。シャカ自身に「最大の奥義」とセリフで言わしている技が、上記のようなアホ結論になろうとは、作者は気付
いてないに違いない。

こういう例は枚挙にいとまがないが、一例を挙げるならば、「カミュは黄金聖闘士を倒せない」結論もこれと同じようなもん。
12宮編で氷河の成長をドラマティックに演出するために、師匠カミュが引き立て役になったと思われるが、具体的には「絶対
零度に到達すれば氷河は黄金聖闘士カミュを倒せる」「カミュ自身も絶対零度は作れない」というギミックを用意した。しかし
それらを氷河の成長うんぬん関係なしにカミュの能力分析に当てはめると「カミュは黄金を倒せない」というアホ結論になる。
カミュも当然ながら作者が弱くしようとしたキャラなわけないんだけどね。