【だからオレがこの班の隊長なんだ】
戦場のボーイズライフにて、岩隠れの忍びによってリンが攫われた状況で、あくまでリンの救出は後回しとしてオビトと二人で任務を続行する
と主張するカカシの、行動の根拠についての説明の一部。一連のセリフだけ見れば正論で間違えないのだが、岩隠れの忍びに襲われたときの
班のフォーメーションを見てもらいたい。川という開けた場所を水上歩行で進むという危険極まりない状況で、カカシ、オビト、リンという隊列順序で
のんびりと渡河している。

現実的に考えれば、戦闘能力の高いカカシが最後尾を務め後ろから班員の位置や前方を確認しつつ指示を送り、戦闘能力がそこそこ高いオビトが
最前列について索敵をしつつ前進し、戦闘能力が低いであろう医療忍者のリンを挟む形で隊列を組むべきところだ。のんびりとした渡河はもはや
論外である。兵は神速を貴ぶという言葉を知らないのだろうか。そしてなぜか敵からの攻撃に対しカカシが無言でオビトにサインを送って命令を
出しているが、攻撃を仕掛けられた以上、自分たちの存在・位置を把握されているのは自明であり、声を出してオビト及びリンに指示を飛ばすべき
場面である。
そして目の前の敵に集中するあまり、班員のポジションを確認し忘れているのもいただけない。戦闘能力の低いリンを最後尾につかせた以上は、
リンの位置を確認して班員で固まるよう命ずるか、オビトにリン護衛を命ずるべきだったのだ。
だらしない先生の過去は、だらしない隊長だった……オビトがカカシをぶん殴るのも頷ける、ミスの連続。これで上忍になれたのは、人員不足が
原因だったとしか言えないだろう……。

そしてものすごく細かく、いまさらなことだが……「班」の「隊長」ってなんなんだ……。