【履物】
初のイラスト集・UZUMAKIにおけるロングインタビューにて、岸影は「手とか足の指とかを描くのが好きで、履物はサンダルにした」という
意味のことをカミングアウトしている。一般に手指などは描きにくいものとされ、敬遠されることが多いが、それを描くのが好きというのは
岸影の画力の高さを示しているのは間違いないだろう。しかし、その結果として、砂隠れ(砂漠でサンダル)や霧隠れ(雪の降る地域もある)、
岩隠れ(山岳地帯)などの忍びの足は犠牲となり、地域による忍者の装備差という要素もやや犠牲となった。
侍はさすがにあの重装備にサンダルを履かせるわけにはいかなかったと見え、靴らしきものを履いている。

【八尾との時切れ目を入れられていたからな】
首切り包丁が折れて嘆く水月に、特に必要もないのに説明を入れた重吾の台詞。四代目雷影と側近の雲忍ダルイに聞こえるような声量で。
「おまえの大事な弟は俺たちがやっちまったぜェ?」、「おまえらの里の人柱力やったの、オレらだからwwwww」とあえて宣言するようなもので、
ほとんど煽りのために発したとしか取れない台詞である。重吾のことだからそんなつもりはなかったのだろうが……再胞排出によって体が
子どもになってしまっていたことが、頭脳にもなにか影響を及ぼしてしまっていたのかもしれない。