「風と木の詩」には性行為だけでなく、強姦や近親相姦もたくさん出てくる。
わずか9歳の男の子が被害に遭う場面もある。
物語を伝えるために、なぜ9歳の幼い少年に対する性暴力などの描写が必要だったのか。

作者の竹宮はこう語っている。
「現実にそういうことが起きるから。隠したところでなくならない。
 そういうことがあると認めざるを得ないのだと、伝えたいから。」