90年代初期のフェミニストたちはBLに対して
「女性の性役割へNoを突きつけるための成長忌避としての表現」
と極めて政治的な意味を付与し、盛んに語っていました。
思春期の少女の患う過食症、拒食症も精神医学的には「成長忌避」と解釈されるそうで、
中島梓は「腐女子のほとんどは拒食症だ」などと言い募っていました。

藤本由香里はBL漫画に描かれる「女性嫌悪」を取り出しては、
社会に「女性が女性嫌悪に陥らざるを得ないからくり」があるから
少女たちは成熟拒否、女性性の拒否をするのだとも言います。