狂竜化との出会い
『序章』『破壊計画』『助けるために』
ある時現れたモンスターによってほかのモンスターたちは毎日が怖くなった
『狂竜化』
それはモンスターがウイルスに感染する事である
このウイルスはモンスターの脳を食い散らし洗脳する
感染したモンスターはただただ暴れ回るだけの存在となる
そうなったモンスターは脳が完全に腐るのをただ待つだけだ
ウイルスはモンスターからモンスターへと感染していく
いずれはこの世界全てがウイルスで満たされるかもしれない
しかし
古龍種には感染しなかった
そこでモンスター達は撃退してもらえるよう古龍種を雇った
ぐっすり寝れるところ
いつでもどれだけでも食べることが出来る食料
快適な暮らしをかわりに古龍種へ提供した
ここジンオウガとタマミツネのいる渓流も古龍種ハルドメルグを雇っていた
しかしある事件によって状況は一変した...
楽しかったタマミツネや他のモンスターとの生活をジンオウガは一瞬で奪われたのだ あれから変わった
変わったことといえばずっと遠くの存在だと思っていた狂竜化ウイルスが近くまで来ているということだった
ジンオウガ達がいる渓流はハルドメルグという古龍を雇っていた
狂竜化モンスターが来た場合撃退してもらうのだ
しかしやつは...ハルドメルグは最悪の中の最悪な存在だった
狂竜化モンスター「ギャァァァァ!!!」
ハルドメルグ「目ざわりだ」
金属を自由に操れるハルドメルグは何体もの狂竜化モンスターの足元に流体金属を出現させそれを一気に針山のようにし狂竜化モンスターすべての身体中を貫いた
狂竜化モンスター「ゴ、ガ…」
口から完全に感染した紫色の血を吐いて全員横たわった
そんな様子を遠くからジンオウガたちは見ていた
ジンオウガ「強いな...」
タマミツネ「んー確かにそうね...ジンオウガの何倍強いのかしら?」
ジンオウガ「そんな悲しい言い方するなこれでも前まで渓流1だったんだ…」
ナルガクルガ「まああの攻撃には憧れるよな」
ジンオウガ「俺もあんな力あればな...」
狂竜化モンスターを撃退したハルドメルグがみんなの元へとやってくる
ハルドメルグ「終わったぞ」
ドボルベルク「ありがとうのぉ…」
ハルドメルグ「食べ物をよこせ」
ナルガクルガ「それならあんたの寝床に置くように言っておいた」
ナルガクルガがすこし面倒くさそうに答えた
ハルドメルグ「その寝床だが綺麗にしろ。それと…んー…」 周りをキョロキョロするハルドメルグはタマミツネを見つけると近寄ってきた
タマミツネ「な、なによ…」
ハルドメルグ「次からこいつも寝床に置いておけ」
……………………
ドボルベルク「ん?」
ナルガクルガ「なっ」
タマミツネ「は、はい?」
ジンオウガ「タマミツネ寝床にいろってさ(´ー∀ー`)」ペロペロ
タマミツネ「はあ!?あんた情報わかってますかーーーーーーー??????」
「寝床に置いておけ」
という言葉の意味が理解出来ていないジンオウガは普通の顔をしてのんびり足元にあったハチミツをペロペロしている
ハルドメルグ「お前らのために退治してんだ。1人くらい体使わせろ」 タマミツネ「す、少し考えて!私これでもジンオウガっていうこの渓流で一番強いやつがいるのよ?」
ジンオウガ「ハルドメルグの方が強いけどな」ペロペロ
タマミツネが頑張って説得していてもそれをすべて無駄にするのがジンオウガの常識範囲内のことを知らない馬鹿っぷりなところ
タマミツネ「ちょっと何言ってるのよあんた!」
ジンオウガ「ん?」
タマミツネ「あんた私があいつに使われるのよ!?」
ジンオウガ「………どゆこと?(・_・)」
ナルガクルガ「お前まじか…」
タマミツネ「わ、私がエロいことされるって事よ!!!!////」
ジンオウガ「なにィ!!??」
ハチミツを舐めるのをやめてハルドメルグの前に立ったジンオウガ
その顔は真剣そのものだ
ジンオウガ「あ、あのなぁ!」
ハルドメルグ「なんだ?元渓流一番」
ジンオウガ「お、俺だってなぁ!す、少しずつではあるがエロいこと覚えてるんだぞ!」
タマミツネ「そ、そうよ!そうよ!」
ハルドメルグ「は?」
ジンオウガ「タマミツネはすっごい変態で色々知ってるから教えてもらってるんだァ!」
タマミツネ「そうよ!そうよ!」
ジンオウガ「だから取られたら困る!」
ナルガクルガ(こいつら馬鹿だわ(。 ・`ω・´))
ハルドメルグ「そんなの知らん次から置いておけ」
ジンオウガ「あ、ちょ…」
めんどくさいと思ったのかジンオウガとタマミツネが何か言っている間だった ハルドメルグ「ふう…」
体をくつろがせているハルドメルグの元に一体の黒色のモンスターが現れた
???「どうしたの?ため息なんてついて」
ハルドメルグ「あ?お前か今日の夜決行だ」
???「あ、そうなの?僕明日って思ってたよ」
ハルドメルグ「今日ここは完全に俺の物になる」
???「うんうん、いいね」
ハルドメルグ「オスは全員殺すメスは全員俺の受け皿だ」
???「了解了解、じゃあ森の全方角から狂竜化モンスター流すよ?」
ハルドメルグ「ああ、どうせあいつらじゃどうにもならない低脳の馬鹿しかいないからな」 タマミツネ「あいっつ!相当のドスケベ変態だわ!」
巣に戻るとジンオウガにずっとハルドメルグが変態だと言い続けた
ジンオウガもはじめは聞いてくれたがいつの間にか無視されていた
ジンオウガ「わかったわかった寝ろ」 タマミツネ「ねえ」
ジンオウガ「寝ろ」
タマミツネ「ね「寝ろ」
タマミツネ「あ、はい…」
…………………………
タマミツネ「ねえ」
ジンオウガ「寝ることも出来ないのか…」
タマミツネ「少しだけよ…もしよ、もし」
ジンオウガ「おう」
タマミツネ「自分にウイルス感染したらどうするの?」
ジンオウガは聞いた途端目をつぶりそっぽを向いて答えた
ジンオウガ「そんなこと考えたくもない」
タマミツネ「そ、そうよね…」(聞かない方が良かった?)
ジンオウガ「タマミツネは?」
タマミツネ「私だって考えたくないわよ」
ジンオウガ「なら俺に聞くな…」
タマミツネ「ご、ごめん…」
ジンオウガ「ただお前が感染するくらいなら俺が感染する」ボソッ
タマミツネ「なに?」
ジンオウガ「何も無い…」
.............. 同じ時間帯の渓流より少し離れた場所でのこと
「お前誰だ!」
???「ぼく?ぼくは君たちに力を与えるものだよ」
黒色の体をしたモンスターは複数のモンスター達を黒い霧で包み込む
「な、なんだこれ!」
???「これはね…君たちの力を増幅させるものだよ…めいいっぱい吸い込んでね」
みんな警戒態勢をとったが1匹が運悪く吸い込んでしまった
その途端体がビクビクと震え始めて口から紫色の煙を出しながら体の色が変色していく
「お、おい!どうした!」
吸い込んだモンスターはたった数秒でなってしまった
「グガァァァァァァァァァ!!!!!!」
狂竜化モンスターだ
???「ほら君たちも!」
ザシュンッ!
「うわっ!」
黒色の体をしたモンスターは自分の鋭い腕のような翼で次々とモンスターの鱗と皮膚も切り裂いていく
そうすると黒い霧はまるで家に帰るかのように傷へと侵入する
「あ、あぁ…ア…グガァァァァァァァァァ!!!!!!」
???「さあ行ってきて…みんなで壊そう…この世界を…」 ドカーン!!!!
巨大な爆発音とともに上空に現れた夜空を照らす真っ赤に光る熱線
ジンオウガ「な、なんだ!?」
タマミツネ「な、なんなの?」
ナルガクルガ「おいジンオウガ!まずいぞ!」
ドカーン!!!!
ジンオウガ「な、なっ!!!!!!」
ジンオウガの巣は少しほかのところより高いところにあるため渓流が一望できた
タマミツネ「う、うそ…」
しかしいつもの渓流は見られなかった
夜光る虫たちが綺麗だった場所はどこにもない
見られる景色はただの火の海だった
ナルガクルガ「狂竜化モンスターだよ!しかもありえねえ!アグナコトルにブラキディオス、ヴォルガノスそれにウラガンキンだ!」
ジンオウガ「よ、4体だと!?」
タマミツネ「ま、まっておかしいでしょ…」
ジンオウガ「ああ、おかしい全員火山生息モンスターだ」
ドカーン!!!!
巨大な爆発音が止まない
こんな騒がしい夜は初めてだ
ナルガクルガ「とりあえず渓流にいるやつ全員集めるぞ!こんなところいたらいつか殺される!」
ジンオウガ「あぁ……ってまて!ハルドメルグはどこに行った!?」
タマミツネ「そ、そうよ!どこに…」
いつもなら速攻狂竜化モンスターと戦闘をするハルドメルグの姿がどこにもない
見渡す限り見えるのは狂竜化モンスターから逃げ惑うモンスター達だけだ
ナルガクルガ「どこにもいないんだ!う、裏切られたんだ…」 ジンオウガ「なっ…」
タマミツネ「じ、ジンオウガ?」
その時のジンオウガはとてつもなく恐ろしい顔をしていた
怒りに満ちたその顔をタマミツネは初めて見た
ジンオウガ「タマミツネ…」
タマミツネ「な、なに?」
ジンオウガ「みんな集めて逃げろ…」
タマミツネ「ジンオウガも一緒に「早くいけ」
悲しかった…
今まで嫌がってもいやいや一緒にいることを許してくれた
けれど今のジンオウガにはまったくそれはない
ジンオウガ「ナルガクルガ戦闘だリオレウスは?」
ナルガクルガ「もうやられたよ…あいつの巣のところは全焼してやがるドボルベルクも…」
ジンオウガ「……っ…絶対に許さん」
そう言ってジンオウガとナルガクルガは行ってしまった
その瞬間だった
ハルドメルグ「よう」
2人がいなくなるのを見計らったかのように現れたハルドメルグ
タマミツネ「な、な…いやぁ!!」
タマミツネは完全にメスを奪いに来た目をしていたハルドメルグから逃げる
ハルドメルグ「おっと捕まえた…ヘヘヘヘ…」
しかし自由自在に金属を使いこなしタマミツネの手脚を完全に固定した
ハルドメルグ「俺と来てもらうぞ」
タマミツネ「い、いや…」 狂竜化ヴォルガノス「グキャャー!」
ナルガクルガ「おい!」
ジンオウガ「なんだ!」
狂竜化ヴォルガノス「グギャャャ!」
狂竜化ヴォルガノスを見つけたのはいいがどうにもできず追われ続けるジンオウガとナルガクルガは懸命に逃げならが考えた
ナルガクルガ「んでどうやって倒すんだ!」
ジンオウガ「接触なしで倒す!お前なんか尻尾から飛ばせただろ」
ナルガクルガ「限度があるぞ…」
ヴォルガノスの方を向くと尻尾を震わせ尾棘を飛ばす
この尾棘は鋭く刺さればかなりの致命傷となる
しかし…
狂竜化ヴォルガノス「グギャャャ!!!!!!!」
痛覚を忘れただ目の前の動くものを殺そうとする生き物には効果などあまりない
ジンオウガ「く、くそ!雷光虫!」
雷光虫を残っている森からかき集め雷光中弾を放つ
それを避けることなく受け続けるヴォルガノス
ジンオウガ「死ね!死ね!」
狂竜化ヴォルガノス「ガ、ガァ…」
なんとか倒すことに成功はしたが雷光虫弾をどれだけうったことか…
ナルガクルガも尾棘を飛ばせる数はもうほとんどない
ナルガクルガ「き、きつくないか…」
ジンオウガ「そうだな…」
狂竜化ブラキディオス「グォォォォォォン!」
休む暇もなく今度は狂竜化ブラキディオスが感染した粘菌を撒き散らしながら突進してくる ジンオウガ「っ!」
ナルガクルガ「まじかよ!」
再び逃げながら飛び道具を放ちまくるジンオウガとナルガクルガ
すこしするとナルガクルガの尾棘がなくなってしまいジンオウガも雷光虫がいなくなり攻撃手段がなくなった
狂竜化ブラキディオス「グォォォォォォン!」
ナルガクルガ「ジンオウガ!あれできないのか!」
ジンオウガ「天候を見る感じ無理だ!」
ナルガクルガ「くっそ!」
少しでも触れれば感染して終わりだ
もともと遠距離が得意ではないジンオウガとナルガクルガにとっては無理な戦いだった
ジンオウガ「ここまでか…」
いつか追いつかれて死ぬそう思った時だった
ズドーン!
突如狂竜化ブラキディオスの上から何かが降ってきた
ハルドメルグ「よお渓流元一番」
ジンオウガ「は、ハルドメルグ…」
ナルガクルガ「助かったぞ!」
ハルドメルグの下には潰れて死んでしまったブラキディオスの姿があった
もうピクリともしていない
ハルドメルグ「残念だなぁ…住むところがなくなっちまった」
ナルガクルガ「今までどこに…
グサッ!
ナルガクルガの足に突然金属のトゲが出現し貫いた
ナルガクルガ「う、うぁぁぁ!!」
ジンオウガ「ナルガクルガ!」
ハルドメルグ「ちょっと黙っとけよ今から世界作りの話するってのによお」
ジンオウガ「お、おまえ…」
ハルドメルグ「そんな怖い顔するなって…今すぐいいもん見せてやるから…」 笑いながら言うとハルドメルグの後ろにある金属の巨大なボールをを見せつけた
ハルドメルグが降りてきた時に一緒にハルドメルグの後ろをついてきた巨大な球状の金属だ
ドパァァァ!
金属のボールが流体となりはじけた
その金属の中にあったものが姿を見せる
ジンオウガ「っ!?た、タマミツネ!」
ハルドメルグ「ん?気失ったか?そりゃそうかぁ息できない空間に数分居たんだもんなぁ!」
思いっきりタマミツネの腹部を蹴った
ハルドメルグはタマミツネをものとして扱っているそんな風に見える
タマミツネ「げ、ゲホッレゲホッ!」
ジンオウガ「タマミツネ!ハルドメルグ!お前ぇぇ!!!!!!」
ハルドメルグ「まて」
ジンオウガ「っ!……」
ハルドメルグ「わかってるな?お前は既に俺の死界に存在する…いつでもお前の心臓を貫くことは可能だ」
ジンオウガ「ぐっ………」
「死」
その一文字がジンオウガの足を止めた
タマミツネを助けたい
だが死にたくない
死がどれだけ恐ろしいか実感した
ズドーン!
ハルドメルグ「おぉ〜好き勝手暴れてんなぁお前の大事な渓流ちゃん…」
ジンオウガ「きょ、狂竜化モンスターがこんなにいるのはお前の仕業か…」
ハルドメルグ「んー正確には違うがそんなもんかねぇ」
ジンオウガ「なぜこんなことを…」
ハルドメルグ「この世界を俺の物にするためだ」 ジンオウガ「訳が分からん…」
ハルドメルグ「まあ古龍種は狂竜化ウイルスが効かないってことは知ってるだろ?他の古龍種が別の場所で雇われているのも知っている…しかし古龍種はな…古龍種同士で誰が一番強いか争いをしてんだ…」
タマミツネの頭を楽しそうに前脚で押さえつけながら話し始めた
タマミツネ「う、うう…どきなさいよ!」
ハルドメルグの脚をひっかくが自分の爪が削れるだけで何も出来ない
ハルドメルグ「おれはおれ以外弱いやつなんていらねえ主義だ…弱いヤツの上にいても所詮弱いヤツだ…おれはこの渓流っていう領土さえあればいい…」
ジンオウガ「そんな事で関係ないモンスター達を…」
ハルドメルグ「ただなこいつはなぁ!渓流のメスモンスターの中で一番いい俺の欲求の処理道具として使えそうでなぁ…」
ベロンッ
タマミツネ「き、きったないわねえ!!」
タマミツネの顔を舐めながらジンオウガを挑発するハルドメルグ
ナルガクルガ「く、クソ野郎…」
ジンオウガ「……こ…し…やる…」
ハルドメルグ「あぁ?なんか言ったかァァ?」
ジンオウガ「殺す!!!!」
ハルドメルグ「おお!いいじゃねえかよ!こいよぉ!」
タマミツネを蹴り飛ばして体を固定して動けないようにした
ジンオウガに対して身構える
ハルドメルグ「ははぁっ!!!!!!」
ザシュンッ!
ハルドメルグのお得意の流体金属を使っての攻撃だ
液体だったものが普通の金属よりも硬いものとなりジンオウガの腹部を何箇所も貫いた
ジンオウガ「オラァァァ!!!!!!」
ドシンッ!
ハルドメルグの現実離れした攻撃を受けながらもジンオウガはハルドメルグの頭上に自慢の剛腕をぶつける
ハルドメルグ「…効かねえなぁ!」
ジンオウガを頭突きで飛ばし尻尾を横に曲げて攻撃体制にはいる
ハルドメルグ「オラァ!」 尻尾から切り離された金属が大鎌のような形になりハルドメルグのまわりをまわりながらジンオウガの体を切り刻もうとする
ジンオウガ「ぐっ……」
なんとか立ち上がりジャンプでかわす
ハルドメルグ「ほらまた来るぞ〜」
鎌は消えることなくハルドメルグのまわりをもう一周すると空中にジャンプして身動きがとれないジンオウガの体を切り裂いた
ザシュンッ!!!
ジンオウガ「うわぁぁぁぁ!!!!!!」
タマミツネ「ジンオウガ!」
尋常ではない痛みが体中から感じる
傷から血が止まらず溢れ意識が朦朧とした
ハルドメルグ「まだ死ぬなよ…もっと情けない叫び声聞かせろぉ!」
タマミツネ「もうやめてよ!馬鹿!泣」
ジンオウガ「………」(タマミツネが…泣いてる…)
ハルドメルグ「安心しろ安心しろ!お前は後でたっぷり体使い込んでやるから!」
タマミツネ「ひ、ひい…」
ジンオウガ「………」
ハルドメルグ「その怖がる顔がまたたまんねえなぁ!」
ジンオウガ「………おいハルドメルグ…よく聞け」 ハルドメルグ「あぁ?」
体をゆっくり起こしたジンオウガは少し笑った表情でハルドメルグを呼んだ
ジンオウガ「このジンオウガは…いわゆる不良のレッテルを貼られている…ケンカの相手を必要以上にブチのめし、死体になってるヤツもいる…威張るだけで能なしなんで気合を入れてやった不届き者はもう2度と縄張りへ来ねぇ。舐めたハンターとそいつの住む村をめちゃめちゃにしてやるなんてのはしょっちゅうよ。だがこんな俺にも吐き気のする『悪』はわかる!!『悪』とはてめー自身のためだけに 弱者を利用し踏み付けるやつのことだ!! ましてや俺の大切な愛する竜をーっ!貴様がやったのはそれだ!あー!おめーの能力は被害者自身にも法律にも裁かれねぇ。だから、俺が裁く!」
ハルドメルグ「あ?何言ってんだ?」
ジンオウガ「これから起きるのは、てめぇが俺に裁かれるって事だぜ!!」
ハルドメルグ「フン!悪だと?それは違うな。悪とは敗者の事。そして正義とは勝った者の事だ!過程や方法なぞはどうでもいいんだよ!」
ジンオウガ「フフフフ、それじゃあやっぱり!てめぇの事じゃあねぇかぁぁぁ!!!!」
ジンオウガ「…………(ビリビリビリビリビリ)」
タマミツネ「っ!?」
ハルドメルグ「は!何をするつもりだ!?」
ジンオウガは渓流全土の雷光虫を集め、電気を体中にためまくる、そして
ズシャァァァァァァンビリリッビリッ
ジンオウガ「…………(超帯電状態)」
タマミツネ「オウガ…」
ジンオウガ「ミツネ、必ず助けてやるからな!」
ハルドメルグ「い、いいねえ!なんだよ!?愛の告白かぁ!!?」
ジンオウガ「やれやれ…」
ブラキディオスの甲殻を器用に剥がすとタマミツネを見つめた
ジンオウガ「タマミツネ…好きだ…」
タマミツネ「うるさい!こんなところで言うな!後でちゃんと言え!言えぇ!泣」
優しい顔でタマミツネを見たあとまた鋭い目でハルドメルグを睨みつける
ジンオウガ「覚悟はいいか?クソ野郎…」
ハルドメルグ「ぐ、こいつ!ま、ま、まさか!」 ジンオウガ「このジンオウガ、容赦せん!!」
ハルドメルグ「くらえ!」
ハルドメルグは再び液体金属を大鎌の形にしてジンオウガに攻撃を仕掛けるが、今のジンオウガの放つ電気の前にには液体金属は瞬時に溶かされ無効化された。そしてジンオウガはハルドメルグに思いっきり正義の電撃ラッシュを叩き込む
ジンオウガ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァ!!!!!」 ハルドメルグ「グベェェェェェェェ……!!」
ジンオウガ「………(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ)」
ハルドメルグ「ば、バカな!古龍種であるこの俺が、こんな一般モンスターごときにやられるなど………!」
ハルドメルグ「ひっ!ジンオウガ様ァ!ど、どうか許してくだちゃい!今まで全部俺が仕組みましたぁぁ!!ゴア・マガラに狂竜ウイルスばら撒くように指示したのも俺です!本当にすみませんでしたぁ!」
ハルドメルグ「た、た、助けてくだちゃい!ここから出て行くので、もう二度と渓流に来ないから命だけは助けてくだちゃぁぁい!」
ジンオウガ「ここに来て命乞いか?今更遅ぇんだよ。古龍種も随分と堕ちたもんだな。蓋を開ければ、ただの小物だ。」
ジンオウガ「やれやれ。てめぇ、正真正銘の史上最低の雄だな。」
ジンオウガ「許しなら、てめぇが虐たげたミツネとてめぇが殺した俺の仲間達に請いな。俺は初めから、てめぇを許す気なんて最初から毛頭ねぇ!」
ハルドメルグ「ひぃぃ!!」
ジンオウガ「ハルドメルグ。てめぇの犯した罪は、カネでは払えねーて事だ!」
ジンオウガ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!!オラァ!!オラオラオラオラオラオラオラオラオラアラオラオラオラァァ!!!!
ハルドメルグ「ぐ、ばぁ…っ!!!」 ハルドメルグ「………………………(チーン)」
「ハルドメルグ、再起不能」
ジンオウガ「ツケの領収書だぜ…」 >>1
某婚約者のイジメ
■ゴールキーパーの友人に対して至近距離からシュート
■同級生の絵画を踏んで破壊する
■小中高に渡り特定の生徒に学校に来るな等の罵声を浴びせる
■その他いじめにより退学や進路変更に追い込まれた同級生数名
詳細は週刊文春をご覧ください。 ついに黒幕ハルドメルグを倒したジンオウガは、ハルドメルグに竜質にされていたタマミツネに駆け寄る。
ジンオウガ「ミツネ!大丈夫か!?」
タマミツネ「えぇ…私は大丈夫…大丈夫よ。ありがとう、オウガ。やっぱり貴方が一番強くて一番かっこいい。貴方がいなければ、私は死んでた。」
ジンオウガ「ミツネ…良かった…。もう絶対お前を離しはしねぇ!絶対にだ!」 ジンオウガ「ミツネ、今まで本当にごめん!こうなる事態を招いたのは、俺の責任でもある。俺があんな邪龍をこの渓流に招いていなければ、もっと他の古龍に頼めば、こんな事にはならなかった。本当にすまない!!」
タマミツネ「オウガ、貴方のせいじゃないわよ。全部あいつ(ハルドメルグ)が仕組んだ事。あいつは初めからここを乗っ取るために、私達に近づいた。むしろ私の方こそごめん。私が無力で鈍臭いばかりに。」 タマミツネ「ぐばっ!?(ハルドメルグ大鎌の形をした液体金属に刺される)」
ジンオウガ「ミツネぇぇぇ!!!」
ハルドメルグ「ぐ、ぐへへへへへ。まだ愛にふけるには早いぞぉ?ジンオウガ」
ジンオウガ「キサマ!再起不能にしたはずなのになぜ!?」
ハルドメルグ「い…ハァ…行っただろぉ?…古龍種は生命力がお前らと桁違いだからそう簡単には死なねぇって…フフフフフハハハハハ。古龍舐めんじゃあねぇぞぉ!!?」
ハルドメルグは一度再起不能になったが、それでも脅威の生命力で瀕死状態ながらも無理矢理再起しオウガとミツネに再び襲いかかった
ジンオウガ「キサマぁ!ハルドメルグぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!よくも俺のミツネぉぉぉおぉ!!!」
ハルドメルグ「ふ、お、怒ったか、だがその時こそ、逆に俺にとっちゃぁ好機なんだよなぁ!?(液体金属ブレス)」
ジンオウガ「オラァァァ!そんなものは俺にはきかねぇつってんだろうがぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ジンオウガ「もうてめぇを二度とこの世界に永遠に存在できねぇようにしてやる!!くらえぇぇぇ!ハルドメルグぅぅぅ!!!」
ハルドメルグの放った液体金属ブレスを電気で溶かしつつ、そのままハルドメルグに突っ込んでいくジンオウガ。それに対しハルドメルグも急いで液体金属ボールに身を包みジンオウガに猛攻するが、超帯電状態となっているジンオウガの前では全て無意味であった そして更にナルガクルガも援護するように、ハルドメルグに翼刃をお見舞いする
ナルガクルガ「くたばりやがれ!!ハルドメルグ!!(翼刃攻撃)」
ハルドメルグ「ぐっ!?くそ!このどら猫め!いつまに!ふん!(ナルガクルガを前脚で払い吹っ飛ばす)」
ハルドメルグはナルガクルガを払いのけたが身体に翼刃による傷をおう。しかしそうあっけにとられる暇もなく、更にそこにジンオウガが突っ込んでくる。そして……
ジンオウガ「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!(突進)」
ハルドメルグ「なっ!!?」
ジンオウガ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァ!!!!!(連続強力電撃パンチ)」
ハルドメルグ「ぐばがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」 ハルドメルグはジンオウガの雷の百裂拳を再び全身に喰らい、宇宙の彼方へと吹っ飛ばされた
ジンオウガ「これも計算の内だ!ハルドメルグ!どうだ!?お前は俺に完全敗北した!そしてお前は次に「これも計算の内か!?」と言う!!」
ハルドメルグ「これも計算の内かぁぁ!!?ハッ!?」
ハルドメルグ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!(そのまま更に上空へと吹っ飛ばされ、大気圏と成層圏を突入しついに宇宙へとゴミの如く放り出される)」
そう、ジンオウガは、ハルドメルグを地球から追放したのである。 今度こそハルドメルグはついに倒された。しかしハルドメルグと共謀していたゴア・マガラが未だに狂竜ウイルスをばら撒き暗躍していた。しかしその件はまた別の話である
ジンオウガ「てめぇの敗因はこの世でたった一つのシンプルな答えだ、ハルドメルグ。
Wてめぇは俺を怒らせたW」
ジンオウガ「ナルガ、ありがとう。お前の助太刀のおかげで奴の隙を突き倒す事ができた。」
ジンオウガ「……」
ジンオウガ「ミツネ!!おい大丈夫か!?ナルガ!すぐに手当てはなんとかできないか!?」
ナルガクルガ「今すぐ薬草もってくるから待っててくれ!た
ジンオウガ「世話焼かせてすまん!」
タマミツネ「ぅぅ………………」 一方、ハルドメルグは……
ハルドメルグ「ウリリリリリリリリィィィィィ!!!!!!」
ハルドメルグ「う、宇宙空間だとぉ!?」
ハルドメルグ「ふん!翼を両方とも高速で羽ばたかせて、その勢いで地球へ戻ってやる!!」
全身が凍りつく→❄❄❄❄❄❄❄❄❄❄❄❄
ハルドメルグ「う!ば、馬鹿な!凍る!俺の身体が、凍ってしまう!なんだこれは!?」 ジンオウガのパワーを持ってしても、ハルドメルグを殺す事は出来なかった
だが、ジンオウガはハルドメルグを大気圏外に追放したのである ハルドメルグの全身は完全に凍りつく
ハルドメルグ「凍る…凍ってしまう!空気が凍ってしまうぅぅ!身動きが一切出来ない!も、戻れん!!この俺が、こんな所で!こんな所でぇ!ゴアァァァァァァァァァァァ!!!……………………(ドン)」
――ハルドメルグは――
2度と地球へは戻れなかった…。
鉱物と生物の中間の生命体となり永遠に宇宙空間をさまようのだ。
そして死にたいと思っても死ねないので
――そのうちハルドメルグは考えるのをやめた (; ̄Д ̄)なんですと? Σ(`゜Д゜´//)ななななな、な二ッ!?