>>721
>TSのデザイナーは根本的におまいさんとは違ったアプローチをしてる
中略
>これは再現手法の違いであって、シミュレーションとして正しいかどうかはまた別の次元の話

根本的にそこの理解が違っているよ
俺が>>713で述べたのは俺オリジナルのシミュレーションのモデル化手法ではない
社会学や経済学で用いられているシミュレーションのモデル化の手法
対象となる事象に影響を及ぼしているであろうパラメーターとパラメーター同士がどう影響を及ぼしあうかを数式に落とし込む
化学や工学といった物理現象を扱う分野は別にして、社会現象のシミュレーションといったら現在はそうした手法を指すのが一般的

TSのゲームシステムに組み込まれているカードでうんぬんは、アプローチの違いがどうこうというレベル以前に、シミュレーションの体を成していないんだ
もちろん純粋なシミュレーションではないのは承知しているから、フレーバーとしての史実の有名イベント名を出してくるのはしようがないとしてもだ
それがそちらが言うところの米ソの陣取り合戦に大きな影響を与えてしまう
競技性を重視したウォーゲームとしてはありかもしれないが、冷戦を扱ったシミュレーションとしては×印をつけざるを得ない

ただTSのデザイナーズノートを読めば分かるが、そもそも作り手はそこまで厳密にモデル化することは意図してないみたいだ
プレイアビリティという言葉が繰り返し出てくるように、冷戦を題材にして流行りのカード要素を取り込んだゲームを作ろうとしていたように読める
ボードゲーム市場での評判はかなり良いみたいだから商業作品としてはその狙いは正解だったということだろうね