「D&D誌上ライブ ロードス島戦記2」において冒険者ギルドが初登場する、
エピソード2「冒険者ギルド」が収録されているのは「コンプティーク」1987年7月号。
ライブ紹介動画(ニコニコ sm3813270、sm3968338)を参考にギルドの説明を箇条書き:

・ギルド・マスターは元傭兵隊長で、高レベルのマジックユーザーとクレリックが所属
・ギルドの背後に(国家レベルの)組織的支援あり
・最大の目的は乱世を正すことだが、冒険者個人の利益も大事にしている
・活動内容は冒険の紹介、魔法のサービス、剣のトレーニング、情報交換の場の提供
・邪悪な者は入会不可で、入会資格として認められる程度の強さが必要
・入会に際して少しばかり入会金が必要だが、会費は不要
 ・ギルドから請け負った冒険の収入は、その10%をギルドに収めなくてはならない
・ギルド入会者は、ギルド・ホールでの宿泊が無料
 ・レベル上昇時には各種トレーニングを通常の半額の値段で行える
 ・レイズ・デッドの呪文も半額でかけてもらえる
 ・さまざまな目的の冒険を無料で紹介あるいは報酬付きで依頼
 ・冒険に失敗して未帰還の際には捜索隊を派遣し、救出および遺体を回収
 ・回収した遺体にはレイズ・デッドをサービス
・メンバー数はスタッフも含めて63名
 ・約12の冒険者パーティが、ギルドのある街を中心に、各地に冒険行に出ている
・支部はなし
・ギルドの建物(ギルド・ホール)は元は商人の大邸宅だった館を改装して使用
 ・館の周囲は石の塀で囲われ、入り口には衛兵が立つが、出入りは簡単で身元確認などもなし
 ・内部には冒険者風から商人風までの人々が行き来している
・ギルド・マスターの顔は皆に知られている
・入会時には規則に目を通し、入会申込書に必要事項を明記の上サインをする
 ・規則は十分に公明正大で、邪悪な行為さえしなければ罰せられることはない
 ・「金持ちにスリを働いても構わない」等、大胆な規則もある
 ・脱退は自由
・身に着けておくと他のメンバーの協力が得られる、ギルド・メンバーの証(緑の布)を配布

地下の秘密結社ではないなど、後の「ロードス島RPG」版リプレイの設定とは異なる部分も。