ある晩、ふと目を覚ましたら翠星石が暗闇の中ベッドの前で何かつぶやいていた。
寝たフリして聞いてみた。

「ウッ…ハ…(クチュクチュ)ウウウッ…ッ…チ、チビ人間…」

おいおいおい!この、お下劣人形!俺の寝顔をズリネタにして、こいてやがる!
声を抑えているのは真紅たちに気付かれないためと、スリルを楽しむためってか?
けっエロ人形め、どうするか見てろ!
俺はガバッと起き上がった。

「きゃっ」
当のズリネタがいきなり起き上がってきたので翠星石は心臓が飛び出さんばかりに驚いた。
目を丸くして下半身丸出しで硬直している。

「?…寝ぼけてるですか?」

ふっ、俺もなかなか演技が上手いよな。そう今の俺はどっから見ても寝ぼけてるようにみえるはずだ。

「ふぅあせったです、びっくりしたですぅ」

下半身丸出しでそんなことをつぶやいてやがる。
俺はそんな翠星石に虚な目でいきなり抱きついてやった。
「ひゃあうっ!?」
よし、先手必勝!そして続けざまに耳元でささやいてやった。
「す…き…だ…翠…」
そして寝ぼけたフリで抱きしめる。
「え?え?え?」
けっ、目をうるませてやがる。下半身丸出しでw