>>327
さらにメスで体を切り刻む。
翠星石の体は傷だらけになっている。
「さて、お前をここに連れてきた理由を言う前に、次はこれだ」
デュードはハンダごてを取り出し、それをペットボトルに近づけた。
ペットボトルは熱で見る見る内に溶け出していく。
翠星石は今から自分もそんな目に会うと思うと、目線を逸らした。
「おいおい、目を逸らすんじゃねえ。自分の体だぜ?」
そしてハンダごてを先程メスで切り付けた傷跡に突き刺した。
彼女の皮膚は熱でドロドロと溶け出していく。
「あ、熱いですぅ!うぅ」
狭い部屋に翠星石の悲鳴が響き渡る。
 それから幾度となくハンダごてを突き刺された翠星石は心身ともに疲れ果て、ぐったりしていた。
「クソ、まだ吐き出さねえのか。オラ、目を覚ませ!」
デュードは翠星石の髪の毛を掴み、顔を上げさせ、正面にパンチを食らわせた。
「どういうことですか?」
翠星石は放心状態ながらも意識はあったのか、先程のデュードの話について質問してみた。
「簡単な話だ。お前を動けなくするもっとも効率の良い方法を見つけたからさ」
「それは一体?」
「ローザミスティカ取り出して砕けばいいことだろ。今までどれだけ痛めつけても出てこなかったが、今回はそうはいかねえ。取り出すまでどんなに体が壊れようと続けさせてもらうぜ」