>>203
「・・・フゥ〜。こりゃあすげえスリルだぜ!」
またしても外れだった。
マグナムを翠星石の目のために叩きつける。
「次はお前だ。確率は三分の一だ」
「ま、またですかぁ!?もう嫌ですぅ!」
「言われたとおりにやれ!このゲームはどっちかが死ぬまでやるんだよ!さあ!」
どうせ逃げ道はない。そう考えた翠星石は仕方なくマグナムの銃口を頭に向ける。
『死』にまた一歩近づいた翠星石の手にはさっきより、さらに撃鉄が重く感じられる。
「う、死にたくないですぅ!」
「何度言わせりゃわかるんだ!ここまで来たらやるしかないんだよ!やれ!」
「いや!ダメぇ!」
だがデュードの耳には届いていない。
「やれ!」
「う・・・」